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「元気なうちに、身の回りを整理しておきたい」「子どもに負担をかけたくない」——そう考えて生前整理を始める方が増えています。生前整理は、残されるご家族の負担を減らすだけでなく、ご自身の不安や迷いを整理する、終活の第一歩でもあります。
結論として、生前整理は「モノ → 財産・情報 → デジタル → 想い」の順に進めると迷いません。自分で行えば費用はほとんどかからず、量が多い場合や実家の片づけは業者に頼む選択肢もあります。
この記事では、生前整理の具体的なやり方を4つのステップで、費用や業者に頼む目安とあわせて、終活と供養を見つめてきた寺院の立場から解説します。
生前整理のやり方|4つのステップ
生前整理は、亡くなったあとに家族が行う「遺品整理」と違い、自分の意思で、自分のペースで進められるのが大きな利点です。次の4つのステップで取り組むと、無理なく整理できます。
①モノを整理する
まずは身の回りのモノから始めます。一度にすべてを片づけようとせず、「毎日使う物」「いつか使う物」「もう使わない物」に分け、使わない物から手放していきましょう。思い出の品は無理に捨てず、写真に撮って残す方法もあります。元気なうちに自分で選別しておくことが、残される家族にとって何よりの助けになります。
②財産・貴重品をリスト化する
預貯金、保険、不動産、年金、そしてお墓や仏壇まで、財産や大切なものの一覧を作っておきます。どこに何があるかが分かるだけで、ご家族の手続きの負担は大きく減ります。お墓の今後(承継するのか、墓じまいや永代供養にするのか)も、元気なうちに方針を考えておくと安心です。お墓の整理を検討する場合は、墓じまいの流れと手続きも参考にしてください。
③デジタル・契約・サブスクを整理する
近年とくに大切なのが、デジタル関連の整理です。スマホやパソコンのパスワード、ネット銀行・証券、有料の月額サービス(サブスク)、SNSアカウントなどは、本人しか分からないと、解約や引き継ぎができず家族が困ります。最低限の情報を、エンディングノートなどにまとめておきましょう。
④エンディングノートに想いと情報を残す
最後に、これまで整理した情報や、ご自身の希望(葬儀やお墓、医療・介護の希望など)をエンディングノートにまとめます。法的な効力はありませんが、家族が判断に迷ったときの大きな支えになります。書ききろうと気負わず、書ける項目から少しずつで構いません。
生前整理の費用と、業者に頼むという選択肢
生前整理は自分で行えば費用はほとんどかかりませんが、量が多い場合や、離れて暮らす親の整理を手伝う場合は、業者に頼むことも検討の価値があります。
自分で行う場合の費用
自分で進める場合、基本的にかかるのは粗大ごみの処分費くらいで、ほとんど費用はかかりません。時間はかかりますが、自分の手で選別できる安心感があります。価値のある品は、買取に出して整理の足しにすることもできます。
業者に頼む場合の費用と目安
業者に依頼する場合の費用は、遺品整理と同じく間取りと物量で決まり、ワンルームで数万円、一戸建てで数十万円ほどが目安です(くわしくは遺品整理の費用相場を参照)。重い家具の搬出や大量の処分、実家の片づけなど、体力的に難しい部分だけを頼むこともできます。とくに、遠方の親の生前整理を子が手配するケースでは、業者の力を借りると負担が大きく減ります。
「お墓・供養」の整理も生前整理の一部
モノやお金だけでなく、お墓や仏壇の今後を決めておくことも、立派な生前整理です。承継者がいない場合は、永代供養や樹木葬への切り替えを生前に準備しておくと、ご家族が安心して見送れます。
量が多い、実家が遠い、重い物を運べない——そんなときは、無料の一括見積もりで業者に相談してみましょう。遺品整理110番は全国対応で、生前整理にも対応。複数社の見積もりを比べられるので、必要な分だけ無理なく頼めます。
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生前整理を、自分らしい区切りにするために
生前整理のやり方は、「モノ → 財産・情報 → デジタル → 想い」の順に進めるのが基本です。自分で行えば費用はほぼかからず、量が多い部分や実家の片づけは業者に頼むこともできます。お墓や仏壇の今後を決めておくことも、大切な生前整理の一つです。
生前整理は、「終わりの準備」であると同時に、これからをより安心して、身軽に生きるための整理でもあります。気負わず、できることから少しずつ。迷ったときは、お墓や供養のことも含めて、一人で抱えずご相談ください。
🪷 お寺の現場から
生前整理の相談で多いのは、「子どもに迷惑をかけたくないが、何から始めればよいか分からない」という声です。お寺としては、物の整理だけでなく、菩提寺、墓地、戒名、法要の希望を家族に分かる形で残すことをすすめています。
生前整理についてよくある質問
生前整理はいつから始めればよいですか?
決まりはありませんが、体力・判断力がしっかりしている元気なうちに始めるのがおすすめです。定年や還暦、子の独立など、生活の節目をきっかけにする方が多いです。早すぎるということはありません。
生前整理は何から始めればよいですか?
まずは使わないモノの整理から始め、次に財産・貴重品のリスト化、デジタル情報の整理、エンディングノートへの記入、と進めると迷いません。一度に完璧を目指さず、書ける項目・片づけられる場所から少しずつ進めましょう。
生前整理を業者に頼むといくらかかりますか?
遺品整理と同じく間取りと物量で決まり、ワンルームで数万円、一戸建てで数十万円ほどが目安です。重い物の搬出など必要な部分だけを頼むこともできます。複数社で相見積もりを取ると適正価格を把握しやすくなります。
親に生前整理を勧めるにはどうすればよいですか?
「片づけて」と急かすと反発を招きがちです。「一緒に思い出を整理しよう」「困らないように教えてほしい」と、親の気持ちに寄り添う形で誘うのが円満なコツです。お墓や財産など、家族に関わることから話し合うのも一つの方法です。

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