四十九日を終えてしばらくすると、次に迎える大きな法要が一周忌(いっしゅうき)です。「いつ行うの?」「四十九日とどう違う?」「お布施や服装は?」と、また迷うことが出てきます。
結論として、一周忌は亡くなってから満1年の命日に行う法要で、四十九日に次いで重要とされます。お布施は3〜5万円が目安、施主・遺族は喪服で臨むのが基本です。
この記事では、一周忌の時期・準備・当日の流れ・お布施・服装まで、お寺の立場からやさしく解説します。
一周忌とは?時期と数え方
一周忌とは、故人が亡くなってから満1年の命日に行う法要です。四十九日が「四十九日目」で数えるのに対し、一周忌は「丸1年」で数えるのが特徴です。年忌法要のなかでも特に重要とされ、親族や故人と親しかった方を招いて営むのが一般的です。実際には、命日の前の土日などに繰り上げて行うことが多くあります。
なお、一周忌の翌年(満2年)に行うのが「三回忌」です。三回忌からは“数え”で数えるため1年ずれる点に注意しましょう。法要の流れ全体は四十九日と共通する部分が多いので、あわせて確認しておくと安心です。
一周忌までに準備すること
一周忌も、日程と会場の決定、お寺への読経依頼、参列者への案内、会食と引き出物の手配、お供えの準備が必要です。四十九日のときの流れを思い出しながら、1か月前を目安に準備を始めるとスムーズです。お墓の準備が間に合わず四十九日に納骨できなかった場合は、一周忌に合わせて納骨することもあります。
一周忌法要の当日の流れ
当日は、僧侶の読経 → 焼香 → 法話 →(墓参・納骨を行う場合あり)→ 会食、という流れが一般的です。所要時間は2〜3時間ほどが目安です。
一周忌のお布施の相場と渡し方
一周忌のお布施は3〜5万円が一つの目安です。四十九日と同様に、お寺以外に来ていただく場合はお車代、会食を辞退される場合は御膳料(各5千〜1万円)を別に包みます。表書きは「御布施」、封筒は白無地が基本です。渡し方や封筒の書き方は、お布施の記事で詳しく解説しています。
服装・香典のマナー
一周忌は、施主・遺族・参列者ともに喪服(ブラックフォーマル)が基本です。三回忌以降は地味な平服でよいとされる場合もありますが、一周忌はまだ正式な装いと考えておきましょう。参列する側は香典を持参し、表書きは「御仏前」とするのが一般的です。金額は故人との関係や会食の有無で変わります。
一周忌のあとの年忌法要
一周忌のあとは、三回忌(満2年)、七回忌(満6年)、十三回忌……と続きます。回を重ねるごとに規模を縮小し、身内だけで営むのが一般的です。お墓参りを欠かさず、節目ごとに故人を偲ぶ気持ちが何より大切です。
🪷 お寺の現場から
一周忌は「どこまで親族を呼ぶか」「会食をするか」「お布施はいくらか」で迷う方が多いです。現場では、故人と縁の深かった方を中心に無理のない規模で行うご家族が増えています。
菩提寺がなく法要のお坊さんの手配に迷う場合は、僧侶手配サービスという選択肢もあります。評判や注意点は、現役の寺院職員が検証した記事で確認できます。
一周忌で押さえるべきこと
一周忌は「満1年の命日(前の土日に繰り上げ可)」「準備は1か月前から」「お布施3〜5万円+お車代・御膳料」「喪服が基本」を押さえれば安心です。お布施や納骨で迷ったら、関連記事もご覧ください。

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